2010年のアマチュアドラフトが6月7日から行われ、一番目の指名権を持つナショナルズが1巡目に南ネバダ短大のブライス・ハーパーを指名した。
短大生のいの一番指名は史上初めてとなるが、ハーパーは高校在学中に卒業資格に相当する修了試験を受けてこれに合格し短大へ進学した為、なんとまだ17歳という若さだ。
高校時代に投手として登板すれば95マイルのストレートを投げ、エキシビジョンとして昨年レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドで開催された本塁打競走に出場すると、球場記録となる502フィートの特大弾を放つなど、投打どちらでも破格の才能を持つことを既に証明している。短大では今季62試合に出場して打率.442、29本塁打、89打点をマーク、アマチュア屈指の捕手として早くからドラフトでの上位指名が予想されていた。
ハーパーは打撃を最大限に生かせる外野手としてプロ生活を送る意向を持っている模様で、今後の成長に注目したいところだ。
ナショナルズのマイク・リッゾGMは「捕手としても大成できると考えているが、身体的にも厳しいポジションである事は確か。外野手として育成した方がメジャーへの昇格も早くなるだろし、選手寿命も長くなるだろう。」と語っている。
なお、ハーパーの代理人はスコット・ボラスで、彼は昨年のいの一番指名選手スティーブン・ストラスバーグの契約交渉でもナショナルズと激しい交渉を繰り広げている。
ストラスバーグの場合は、メジャー機構が定める交渉期限の8月15日当日になっても妥結せず、締め切りの77秒前にサインを取り交わすというギリギリの攻防戦が展開されて話題となっている。奇しくもストラスバーグがメジャー初登板を飾る6月8日から、両者は再びハーパーを巡って厳しい交渉を再演することになりそうだ。


